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正月過ぎてからが本気参拝
福岡県近辺の商売人や企業は、年頭のお参りは正月の初詣だけで終わりません。1月8日から11日までの間に十日恵比須神社で行われる「正月大祭」で商売繁盛を祈願してやっと正月のお参りを終えます。
ところがこの正月大祭中の十日恵比須神社への参拝客は、異常に、本当に異常に、いやマジで、かなり相当、ちかっぱメガ多い。
そりゃ太宰府天満宮に比べれば半分ぐらいの数だし、日本一参拝客の多い明治神宮に比べれば、は?何のことですか?ってレベルなんだろうけどさ。
でもね、正月過ぎて一般的には仕事も普通に始まってる時期であることや、神社の規模を考慮したら十日恵比須神社もかなりのもん。
お参りするのに1時間以上(3時間ぐらい並ぶとか聞くことあるし)並ぶのが、当たり前だったりする。普段から何にしても長時間並ぶことが、とっても苦手な私にとっては耐えがたい状況です。
でも行っちゃう…悔しい!
しかしながら、そんな私も特に何も考えずアホみたいに思考停止で十日恵比須神社に出向きます。
何故かって?・・・・・・何故なんだろう??? 商売繁盛を祈願しに・・・いや、ウソです。小市民なんで多数派とか主流派になりたいだけです/(^o^)\
ちなみに私のような不謹慎な男は、正月から1時間以上並ぶなんて、むしろ運気が低下するとマジで思ってるんで、神社に行っても参拝はしません。うへっ。じゃ、何しに行くの?って・・・
福引きやる→えびす銭返却して新しいの借りる→屋台のいい匂い嗅いでお腹空く→中洲でメシ食って飲んで帰る→次の日二日酔い・・・
このパターンでじゅうぶんご利益頂けてると信じて疑っておりません!多数の参拝客でごった返す空気のパワーを頂くだけで、充分気持ちが満たされます。
あ・・・
誤解のないように!
真剣に商売繁盛を祈願されて、寒い中何時間も並んで参拝される方々をディスってるわけじゃありませんから!誤解しないでくださいネ!気持ちよくその年の商売をスタートさせるための年頭の行事は、人それぞれのスタイルでいいんじゃないかと思っています。
信心深く神仏による効験を授かり、霊験あらたかな体験を望まれてる方もいらっしゃれば、神のご加護はさておき、私のようにストレスを避け、雰囲気だけで満足だという人種がいてもいいんじゃないかと・・・人間だもの。
福引きでゲットした今年の縁起物
福引きは、十日恵比須神社曰くハズレ無しの設定なんだけど、やっぱ「熊手」とか欲しいんだよねぇ。感覚的に必ず付いてくる「福笹」がハズレって感覚かな。
まあ、目当てのものが当たっても当たらなくても、賭け事ではないので純粋な運試しということで・・・。
ちなみに今年の頂き物は「熊手」「小槌」「カレンダー」「福笹」です。さっそく事務所に飾っています。今年は儲かるかな?どうかなぁ?(^.^)
まあ、そんなこんなで極めて不謹慎な僕でも、今年も良い年になり・・・いやいや今年こそは良い年に・・・いやいやいや、
今年だけでもいいから良い年になりますように!!!
今回はここまで。今日という日があなたにとって良い1日でありますように。
【番外篇】えびす銭のあれこれ
えびす銭の袋には古銭が入ってて、翌年返却して新しいのを買い直します。買うというより「銭を1年間借りる」んですが、ちょっと面白い慣わしなんで詳しいことが気になる方は下記をご参照ください。
古来家屋の新築にあたり棟上の日に金銀の箔を押した銭、又は新鋳の銭を撒ずる式があり、これを上棟銭と云いました。江戸時代には将軍の若君等の誕生、元服などの時祝儀の為に鋳造した黄金の銭(父銭・ふせん)銀の銭(母銭・ぼせん)等があり、これが神社、仏閣にも福種銭(ふくたねせん)として盛んに用いられるようになりました。ところがこの銭を授かった人は不思議と開運に恵まれた事に依って何時となく縁起の良い銭(種銭)と称える様になりました。
当神社では古くからこの種銭を恵比須神社から貸出すので「えびす銭」と称し、商いの元金(種銭)として神社より縁起の良いお金を借り、これを商売の元手にしました。翌年は神明の御加護に依り繁昌したお礼として借りたお金を倍にして神社にお返しして、又新しい年の繁昌の為に新しく借りて行く風習がありました。当神社では古くからのしきたりに依り昔の通貨1文銭(これは他にはその例がありません)を授与して居ますが、宝が満つる様に財布の御守として参詣者大勢の方々がお受けになって居ます。
(十日恵比須神社公式ページより引用)