はるひ乃メソッド

とある不動産屋が思いつくことを気ままに書いてみた

「ROMA/ローマ」って映画が最高に最高だったという話

 

来ちゃったの?ありがとう!せっかくだから、ゆっくりしていってね!

 

 

 

映画館で観て久しぶりに超感動したという話。 

ROMA/ローマ

ROMA/ローマ

 

紹介したいのは「ROMA/ローマ」って映画


アルフォンソ・キュアロン監督・脚本。アルフォンソ監督といえば「ゼロ・グラビティ」が有名かも。主人公のクレオという家政婦の日常を描いた作品。後で知ったんだけど、監督の自伝的な物語らしい。

 

まず最初に言っておくと淡々とした退屈で長ったらしい映画が苦手な人にはおすすめ出来ません。個人的には2時間を超える作品だけど一瞬たりとも退屈だとは感じなかったけど、観る人によっては退屈だけの映画かもしれん。

 

だけど、映画や音楽なんて得てしてそんなもんで、受け取り側の感性によって大きく左右される。その作品が好きな人以外にとっては、本当に無意味な存在だったりするよね。何が言いたいかって、私の好みや価値観を押し付けるつもりはないってこと。

 

でも、はっきり言う。

 

超名作ですやんこの映画。

 

 

 

映画館に行くたび不安になる

 

映画産業=斜陽産業と言われて久しい。

 

平日の午前中とかラストの回とかに行くせいもあるかと思うが、例えば今回紹介したい「ROMA/ローマ」を観たときは、私一人の貸し切りだった笑

 

今回「ROMA/ローマ」貸し切り

 

その前に観た「アリータ:バトル・エンジェル」のときは、私を含めて3人

その前に観た「七つの会議」のときは、私を含めて5人だった。

その前に観た「ボヘミアン・ラプソディ」は、流石に数えられないぐらいの人入ってた。


ポップコーンが映画館の収益を支えてるなんてことも言われてるけど、あながち間違っていない気もしてしまう。毎回「やばくね?」と思うが、ま、余計なお世話だよね。実際に興行収入は2000年以降微増している感じだし、アニメ映画なんて相変わらず人気あるしなぁ。

 

だが、実際大人が映画館に行くと1作品観るのに1,800円掛かる。ぶっちゃけ高い。
※イオンシネマは、ハッピーマンデーなどを利用すれば1,100円で観れる。55歳を過ぎれば毎日1,100円で観れるので、55歳過ぎたら行きまくろうと思う。

 

劇場公開から3ヶ月~半年待てばレンタルDVDで観れる。そこからさらに2~3ヶ月も待てば旧作として100円で観れる。そりゃ映画好きでも劇場離れするよね。

 

だがしかし、映画館で観たい映画も当然あるわけで、例えば・・・

 

  • 公開を待ちに待った話題の映画ですぐにでも観たい作品
  • 単館ロードショーなどでDVD化が望めない作品
  • SF作品などで大迫力画面を堪能したい作品


そういった作品は料金は二の次で、どうしても観に行ってしまう。

そして残念なことに観終わった後「DVDでも良かったな」と思うこともしばしば・・・。

それは、作品の良し悪しではなく、鑑賞するのに「映画館である」必要がなかったという意味で。

 

 

映画館に行く理由

 

実際に私自身が映画館に足を運ぶのは以下の3通り。

 

  • 大迫力画面や音響を味わいたい

→直近の例「アリータ:バトル・エンジェル」「ボヘミアン・ラプソディ」

※やっぱ自宅のTVサイズより大画面いいよね!

 

  • DVD化されるか怪しい

→直近の例「カメラを止めるな!」

※上映当時盗作疑惑とかあったんで。

 

  • 暇つぶしに立ち寄った

→直近の例「七つの会議」

※暇つぶしでも面白かったよ!池井戸作品にハズレ無し!

 

何でこんなに長々と映画館鑑賞の定義を語っているかと言うと、紹介したい映画の「ROMA/ローマ」が、私が映画館で観たいと思うパターンのいずれにも該しないのに映画館で観て大正解だったからなのである。

 

「ROMA/ローマ」は、大迫力画面を味わう映画ではない。

「ROMA/ローマ」は、おそらくDVD化されるであろう。

「ROMA/ローマ」は、暇つぶしではなく映画館で観たいと思った。

 

まず「ROMA/ローマ」の配給元はNetflixである。当然、動画配信サービスの利用をしていない私は観れない。アカデミー賞で話題になった映画なので観たいと思ってもDVD化されるまで待たなくちゃいけない映画だと思ってた。

 

ところがである。いきなりイオンシネマでの公開が発表された。

 

全編モノクロで、とある家政婦の日常を淡々と描かれた観る人によっては退屈極まりない作品。私が自身のポリシーに忠実な男であれば「DVD化されたらTSUTAYAで借りよう」である。

 

しかし、商業的戦略に非常に弱い私はイオンシネマにまんまと乗せられて、何となく希少価値を感じてしまい、1,800円払ってわざわざ観に行ってしまったというのが本音である。

 

当然パターン的には「DVDでも良かったな」になる予定である。

 

が、しかーし!この作品は違った。先にお礼を述べたい。

 

 

イオンシネマさんありがとう!

 

 

 

「ROMA/ローマ」は映画館で観ることに価値あり

 

この映画は、劇場で観ないと本当の良さは体験できない。思わず体験と書いたが、この映画は4DXなどの類ではない。だけど、他に表現のしようがないから仕方ない。


ローマというのは地名だがイタリアではない。メキシコシティ近郊のローマのことなんだけど、鑑賞中の2時間15分間、私は間違いなく銀幕の中、そうローマに居た。登場人物達と同じ世界に居た。これは鑑賞ではなく、まさしく体験だ。

 

実はこの映画、最初から最後まで劇中音楽が全くないのである。恥ずかしい話、鑑賞中はそれにすら気づかなかったが・・・。

 

その代わりに、水の流れる音、鳥のさえずり、空高く飛ぶ飛行機のエンジン音、犬の鳴き声などなど日常の生活音が丁寧に再現されており、リアル感がハンパない。気が付いたら、自分の息づかいまで聞こえてくる。
※鑑賞客自分一人だけだったせいというのはナシの方向で…(´・ω・`)

 

そしてカメラワークが秀逸すぎる。おしゃれなシーンは皆無。汚い場面も多い。ところが、どの場面も美しい。とにかくパン技法を使った長回しの撮影が多い。その場に居て、まるで傍観者のように登場人物達を見れたのは、この撮影法によるところが大きいと思う。ラストの海のシーンなんて、どうやって撮影してるんだろう?

 

色々とこの監督すげーよ。

 

画面は全編モノクロだが、いわゆる煤けた感じではなく生き生きしていて鮮明で美しい。時代背景が70年代のメキシコなんで、むしろカラーよりも観る側の想像力も踏まえてモノクロの方が、より鮮やかな描写につながったのかもしれない。

 

ストーリーはどこにでもありそうな日常が淡々と進行していくのだが、思わず息を飲むシーンもある。その全編を通して、伏線と回収というよりは、予兆を感じさせるシーンが多々あり、さらにさらに彼女達の世界に引き込まれる。最後には自然と涙が溢れ出てくる。

 

とにかく、娯楽性が全くなく、バッドエンドではないが、決して明るくはない映画。


なのに映画館で鑑賞したこの10年間の作品の中では、断トツに感動した映画。本来であれば絶対映画館では観ないはずなのに、なぜか観てしまって不意打ちを食らったせいかもしれないが・・・。

 

内容を詳しく書くとネタバレになるんで、漠然としたことしか書けないけど、雰囲気だけでも感じ取ってもらえたらと思う。

というか、文章読み返すと良い作品なんでおすすめですぜ!観に行ってください!ではなく、自分の感動を書き残したいだけのとりとめのない内容だな…('A`)


いずれにしても、興味持ってる人がいたらぜひぜひ劇場でどうぞ!だけは断言できる。

 

 

イオンシネマさんには感謝しかねぇ・・・

 

最後にもう1度イオンシネマさんに感謝。

こんな名作を劇場で鑑賞できたのは、紛れもなくアナタ様のお陰である。

 

 

しかし、私は決してイオンシネマさんの回し者ではないことだけは、誤解のないように・・・。

 

 

 

今回はここまで。今日という日があなたにとって良い1日でありますように。

 

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