はるひ乃メソッド

とある不動産屋が思いつくことを気ままに書いてみた

不動産業界の闇「囲い込み」という悲しい愚行~その1

 

来ちゃったの?ありがとう!せっかくだから、ゆっくりしていってね!

 

 

 

不動産業界の闇っぽいの書きますよ~…(´・ω・`)

 

タイトルにある「囲い込み」が、なぜ悪行なのか。まず不動産売買の取引の流れから順を追って説明しますね。 

 

 

不動産売買における仲介のパターン

 

一般の方が不動産売買を行うには、ほぼ不動産会社に仲介を依頼することになりますが、その際に売買の仲介を行う会社が1社だけの場合と2社ある場合があります。

※ごくまれに3社絡むこともありますが、今回は一般的なケースでのお話。

 

仲介会社が2社というのは、売主さんから売却の依頼を受けている不動産会社(業界用語で元付け業者といいます)と買主さんから物件探しの依頼を受けている不動産会社(業界用語で客付け業者といいます)の2社です。

 

今回の説明では、元付け業者=仲介会社A、客付け業者=仲介会社Bとします。

 

パターン①「片手仲介」

 

片手仲介の流れ

片手仲介の流れ

 

仲介会社Aと仲介会社Bが共同仲介を行い、ある物件の契約を成立させたとします。不動産売買の契約が成立すると仲介手数料が発生します。

 

今回の場合は、仲介会社Aは売主さんから、仲介会社Bは買主さんからそれぞれ仲介手数料を受け取ります。取引にかかわるお客様の片方だけから手数料を受け取るこの形態を「片手仲介」と言います。

 

パターン②「両手仲介」

 

両手仲介の流れ

両手仲介の流れ

 

上記で述べた元付けと客付けを1社で行う形態です。つまり、売主さんと買主さんの双方から仲介手数料をいただくので、「両手仲介」と呼ばれています。


この行為は決して宅建業法や民法の定めに違反する行為ではありません。しかし、この取引を法律で禁止にすべきだという意見が多数あります。

※一部には民法の「双方代理は禁止」に違反するという意見もありますが、厳密に言えば媒介契約は代理契約ではありません。

 

 

なぜ両手仲介を敬遠される方が多いのでしょうか?

 

 

「両手仲介」が疑問視される理由


不動産売買において売主も買主も、自身の立場から見て有利な条件で契約したいのは当然です。もちろん売る方も買う方も気持ち良く契約したいということで、相手方を気遣っていただける方もたくさんいらっしゃいます。取引を円滑に行うことを目指す私ども仲介会社の立場としては、とてもありがたいことです。

 

しかし、売主と買主とではそれぞれが思い描く良い条件は真逆なのは事実です。

 

【売主立場の良い条件】

出来るだけ高く売って、売却後に何かあったときの責任は持ちたくない。

 

【買主立場の良い条件】

出来るだけ安く買って、売却後に何かあったときは責任を取って欲しい。

 

これが、ぶっちゃけ偽りない本音だと思うんですよね。

 

 

仲介業者の本来あるべき姿とは単に売買契約を締結させることだけではなく、依頼主の最大限の利益を確保することにあると思っています。

 

となると、1社が売主・買主双方の仲介をして売買を成立させるって・・・矛盾が生じますよね?

 

いわゆる利益相反行為とみなされるわけです。

 

実際この両手取引は、アメリカやシンガポールなどでは法律で禁止されています。では、日本の不動産売買の現場で日常茶飯事に行われているこの「両手仲介」という行為は悪行なんでしょうか?


長くなるので、続きはその2へ。 www.haruhino.estate

 

 

 

今回はここまで。今日という日があなたにとって良い1日でありますように。

 

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