来ちゃったの?ありがとう!せっかくだから、ゆっくりしていってね!
いつまで経っても家が買えない人の特徴を書いてみます。
読むと「な~んだ。そんなことか?」と思われるかもしれません。
しかし、当たり前のことに気づけなくなる。それが家探しなんです!
…異論は認める。
物件購入のテクニックというよりも考え方をドヤ顔で語ります。スピリチュアル的な話ではないですよ…(*´ω`*)
何故あなたは理想の家に辿り着けないのか?
現在家探しの壁にぶち当たってる方にとってこの記事が、何かしらの突破口になればと願いつつ・・・。
失敗しない家の買い方
まず、絶対に失敗しない家の買い方を伝授します!
「無理のない予算で、したい暮らしを手に入れる」
はい以上!これ鉄板!
異論は認めない…(`・ω・´)
もちろん家の購入において大切なことは幾つかありますが、最優先すべきは「したい暮らし」の実現です。「したい暮らし」を明確化すれば、おのずと必要な資金や最適な物件の条件が整います。
したい暮らしの実現
あなたはなぜ家を買うのですか?
もちろん人それぞれ色んな理由や考え方があるとは思いますが、共通しているのは間違いなく「したい暮らし」実現のためです。
もっと深掘りすれば、ご自身やご家族の幸せな生活を実現するためです。
ところが、いざ家探しを始めると良い物件に巡り会えなかったり、予算をオーバーしたり、想像以上に困難で煩わしかったりで本来楽しいはずの家探しがストレスになったり、夫婦で諍いになるケースも珍しくありません。当初のイメージとのギャップで幻滅してしまう方もいらっしゃいます。
逆に色んな物件を見てまわって素敵な家をたくさん見てしまうと、どんどん夢が膨らんで浮足立ってしまい理想ばかり追ってしまい、いつまで経っても家が買えない状態に陥ってしまう方もいらっしゃいます。
家を買うのもカボチャを買うのも同じこと
そもそも家に限らず買い物とは、目的に応じた商品を予算内で購入するということ。
目的に応じた商品がが見つかったが、あらかじめ想定していた予算内に収まらない場合は、再度資金計画を行い支払いに無理がないか検討する。
逆に想定した予算より安く商品が見つかった場合は、余ったお金で商品の付属品(オプション)を購入したり、別の商品購入にあてる、もしくは預金する。
そうです、家の購入も普段みなさんがスーパーやネットで買い物している状況も、何ら変わらないということです。
違うとすれば、不動産売買契約の締結、銀行の融資、普段の生活で聞き慣れない小難しい単語で会話をしなくてはならないことぐらいです。
が、しかし、ほら、この一般の方が慣れない業務手続きを遂行するために、私たち不動産会社の存在があるわけです。
ということは、つまり、失敗しない家の買い方の必須要件は以下の3つ。
① 「したい暮らし」の明確化
② 資金計画
③ 信用できる家探しのパートナー
この3つが揃えば最強!勝てる!!!
逆にこの3つのうちの一つでも欠けると、失敗する可能性が高まります。もちろん何も考えずに不動産会社の薦める物件を買ってラッキーな結果を得る人もいます。
しかし、家の購入で成功している人は、少なからず上記の考え方、もしくは近い思考で家探しを行っています。これ断言できます。
家が買えない人に共通している特徴があります。
それは、本来の目的は家族の「したい暮らしの実現」で、家の購入は手段であるはずなのに家を買うこと自体が目的になってしまっている点です。
次に私が今まで見てきた家が買えない方の代表的な3パターンを記します。
いつまで経っても家が買えない人
【家が買えない人 個人的見解トップ3】
- 疲れちゃう人
- 理想を追い求め過ぎちゃう人
- 幻を追い求めちゃう人
それぞれを以下に解説していきます。
疲れちゃう人
家探しがストレスになって幻滅されてしまう人に多く見られるのは、そもそも目指すしたい暮らしのイメージが確立されておらず、ウェブ上のポータルサイトやチラシなどを見て、ただただ目的もなくひたすら物件を見て回ってる傾向があります。
物件を多くみることはとても大切です。探し始めの頃は何も考えずに見て回るだけでも楽しいです。
しかし、買いたい家の条件整理が出来ぬまま、ひたすら物件だけを見て回っても購入の決断はいつまで経っても出来ません。
結果的に不動産会社に引っ張り回され、しつこい営業を受けたりして疲弊していき、家の購入を中断したり断念してしまいます。
理想を追い求め過ぎちゃう人
家探しをしていると、どんどん知識は増えていきます。もちろん知識が身につくこと自体は悪いことではありません。
しかし、知識の増加と共にこだわりも強くなったりしてませんか?
例えば、建物工法や断熱材の善し悪しとか、気密性のC値Q値とか、フローリングの素材とか・・・いや、いいんですよ。より良いものを求めることに異論はありません。
が、しかし、それが本当にあなた自身と家族のしたい暮らしを実現するために必要な絶対条件ですか?もちろん、必要だという方もいらっしゃいます。納得のいく建材を使用した家に住むことが幸せだ!という方はこだわるべきです。
でも、そうじゃない方にとって強いこだわりは障害にしかなりません。予算にも限りがあります。お金を気にせずに家を買える人ってほんの一部の方です。
駅とスーパーと小学校の近くがいい!
積水ハウスのシャーウッドで建てたい!
前面道路は広くなきゃイヤダ!
隣人は同世代で明るくて親切な人がいい!
でも・・・
でも、お金は無い!
わがままかっ! って言われちゃいますよ…(´・ω・`)
幻を追い求めちゃう人
家探しを始めた当初のイメージが、現実とかけ離れているのに修正が出来ない方のケース。
特に土地探しの方に多く見られますが、絶対にない幻物件を2年も3年も探し続けている方が実際にいらっしゃいます。盛ってない話でマジですよ。
なぜそうなるのか?
注文住宅を建てたい人は、展示場やモデルルームに出向きハウスメーカーを決めます。ハウスメーカーが決まったら、希望の間取りや使用する建材の打ち合わせを行い担当者に見積もりを算出してもらいます。
例えば予算が4,000万円で土地を持っていない方だとして、建物の見積もりが2,500万円だったとします。
そうなると、(今回は諸経費などはおいといて単純計算で)土地購入にあてれる金額は、1,500万円ということになります。建築プランに必要な土地の広さが50坪だと仮定した場合、この方は坪単価30万円以下のエリアで土地探しを行う必要があります。
土地相場が分からないうちは、当然ながら自分の住みたい希望エリアを最優先に土地探しを始めます。
たまたまそのエリアが坪単価30万円以下のエリアであれば、希望の土地が見つかる可能性は高いでしょう。
しかし、希望エリアの相場が50万円/坪だとしたら、土地購入に最低2,500万円は必要です。相場価格が使える予算を1,000万円もオーバーしているわけです。おそらく相談を受けた不動産屋さんも難色を示すに違いありません。
そして破格の物件を求める方は、マンガやドラマの影響かわかりませんが、こういう時に決まってこう言います。
「水面下の物件ないですか?」
とか
「掘り出し物はありませんか?」
ハッキリ言います。
あ・り・ま・せ・ん!
あるとすれば事故物件や何かしら問題のある物件です。
不動産会社は、良い物件を表に出さず隠していると本気で思ってらっしゃる方が少なくありません。意味不明です。
もし相場よりも1,000万円も安い物件があれば、不動産会社が自分で買いますよ。
もっとキツイ言い方をすれば、どんな土地にも当然ながら売主さんがいらっしゃいます。2,500万円で売れるものを、何で見ず知らずのあなたのために1,000万円も安く売らないといけないんですか?って話です。
こういう場合は、エリアを変更するか建築プランを見直すか修正が必要です。
しかし、あきらめのつかない方は複数の不動産会社に声を掛け情報を待ちます。いつの日か水面下物件の情報が自分に回ってくることをひたすら信じて・・・。
当然そんな物件が出るわけないので、2年も3年も待ってる状態が続きます。
本来であれば、建物か立地のいずれかを妥協する必要があるんです。その修正を行わないと永遠に無い物件、つまり幻を探し続けることに陥ります。
本当に家を買う必要あるの?
何で家を買うのか?いや、何となく周りのみんなも買ってるし・・・という方がいらっしゃいます。
一度よ~く考えてみてください。もしかしたら、したい暮らしに持ち家は必要ないかもしれませんよ。
あれ?不動産屋の私がこんなこと言っていいんかいな?
ライフスタイルに合わせて住む所を変えたいという方にとっては、持ち家は足かせになる場合もあります。
まあ、その都度買ったり売ったりできればいいんですけど、現状の日本の住宅事情では、なかなか困難ではありますね・・・。
ただし、賃貸を続けるという方に注意が必要なのは、元気にバリバリ働けるうちは収入さえ安定してれば好きなところを選んで自由に住み替えることが可能です。
しかし、高齢になり仕事をリタイアしたら賃貸生活は一気に厳しくなります。
家を買うにしろ、賃貸を続けるにしろ、要は自分が「したい暮らし」を実現することを大前提に計画を立てることが大切です。
マイホームに興味も理想も無いけれど、老後のことを考えて買えるうちに家を買いたい、というのもありだと思います。こういった方は、「老後に住まいの心配をしなくてよい暮らし」がしたい暮らしなわけですから。
何度でも書きます。
家を買うことは手段です。
大切なのは、その先にあるご自身とご家族の幸せな生活です。
特に男性は家を買うことが男の責任であり義務のように思い込んで、出来るだけ立派な家を買おうとする人もいます。しかし、無理しすぎて家族の仲が悪くなったり、家に自分の居場所が無かったりじゃ本末転倒です。
繰り返します。
家を買うのは手段で、真の目的は「したい暮らし」の実現です。
この目的がぶれずにしっかりと定まっていれば、どんな家が欲しいのか明確になり、ご夫婦ご家族揃って同じ方向を向いて家探しを進められます。
こうやって書くと当たり前のことのように思う方も多いと思いますが、気づかない内にぶれてしまう方が少なくありません。
繰り返・・・さない。さすがにしつこいから…( ´ε`;)
なんやかんや書いたけど・・・
いつまで経っても家が買えない人は、理想の家に出会えないのではなく、
自分達が理想とすべき家に気づけていないだけなのである。
それが結論。
今回はここまで。今日という日があなたにとって良い1日でありますように。